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カンガル犬(アナトリアン シェパード)


 不思議なことにカンガル犬について記された歴史的文献はほとんど残っていません。いくつかの説がありますが、その中のひとつは、紀元前1800年前後のバビロニア王国時代にライオンやトラから派生したものだろう、と考えられるものです。当時は、戦争や野生の動物から身をも守るためにペットとして手厚く育てられ飼われていたと言われています。

 別の説によると、最初のカンガル犬はインドのマハラジャからオスマン帝国スルタン( ヤブズ スルタンセリム 又は ムット4世 )に捧げられたもので、王宮内でライオンと戦い、そのライオンを殺してしまったといわれています。従ってスルタンはその犬に相当興味を持ち、戦いに同行させました。しかしカンガル デリクタシュ(地名)に着いたとき、兵士がその犬を迷子にしてしまいました。そしてその迷い犬から派生した犬が現在のカンガル犬の種類となったと言われています。

 アナトリア平原の気候は非常に厳しく、夏は暑く乾燥し、冬は雪深く凍るような気候です。そんな中、カンガル犬はどんな環境でも生きられる強い品種に進化していたったと考えられます。そしてそんな気候の中でも遊牧民達との生活の中、羊追いの仕事や野生動物との戦いに勝ちながら、どんどんと強くなっていったのです。

    
 作家エブリヤ チェレビという人は17世紀の書物の中で、カンガル犬はライオンと同じくらい強い動物であると記しています。オスマン人達により、アナトリア(小アジア:現在のトルコのアジア部分)からヨーロッパに侵攻したときのカンガル犬から派生した犬がヨーロッパのシェパード種であると信じられています。

 どのような経緯があるにせよ、世界でとても珍しいカンガル犬はトルコだけなく世界中で非常に優れた評判を持っています。特に英国やアメリカでは愛好者によりいくつかの団体が設立され各種の競技会が開催されています。このように以前から外国の人達はカンガル犬に多大な関心を寄せていますが、残念ながらとトルコにおいては1970年代頃まであまり関心を持たれていませんでした。

カンガル犬の性格
いつも非常に注意深く、強い洞察力を備えている。
聴覚、臭覚、資格の全てに優れている。
記憶力が素晴らしい。
大変勇敢で機敏かつ敏捷。
飼い主に対して非常に忠実。義務や命令に常に従う。
何日でも水や食糧なしで、自分の任務を果たすことに務める。
婦人や子供達には非常にやさしく振る舞うが、悪い人達や敵にはかなり威嚇する。

動作や表情だけでなく声のトーンでも感情を表す。

 何百年もの間あまり注目されていなかったにもかかわらず、カンガル犬は血統や気高い精神を失うことなく守りつづけてきました。彼らは非常に素晴らしい血統を持っているのです。自由である時でさえも一切他種の犬との交尾をしませんでした。トルコにおいて1975年から軍隊のために使用され始められましたが、それまでなんの何百年もの間訓練されてきた他種の犬達よりも優れた技術を持っているということがすぐに証明されました。カンガル犬は一般的に言われる「素晴らしい犬の条件」の全てを高水準で満たしています。従って、世界中で一番素晴らしい犬の種類であるといわれて当然なのです。

**カンガル犬のビデオを見る **
(トルコ文化省作成。ただし一部のナレーションや音楽、サイズは日本向けにアレンジしてあります。)



世界の犬に関する書籍

*「ムツゴロウの犬めぐり 畑正憲著
*「ムツゴロウ世界動物紀行 」 畑正憲著
*「なるほど!犬の心理と行動―獣医学と動物行動学でよくわかる犬の気持ちと行動の意味 」 水越美奈著
*「犬の写真図鑑DOGS〔完璧版〕―オールカラー世界の犬300」 デビット オルダートン著
*「世界の犬種図鑑」 エーファ・マリア クレーマー著

*「新 世界の犬図鑑」 山崎哲、小島豊治著



カテゴリー: その他 − 動植物 − カンガル犬


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