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ナザール ボンジュウ / ナザール ボンジュック( Nazar Boncugu )


     トルコの至る所で目にするのがナザール ボンジュウです。アクセサリーや置物、壁掛け等様々な種類のナザール ボンジュウが老若男女全てのトルコの人々のお守りとして必ず所持されています。このナザール ボンジュウは主に青いガラスの上に目が描かれており、「凶眼の魔力」として知られています。悪いもの全てが目の威力により打ち砕かれ、青いガラスによって反射し撥ね返されます。これにより私たちの身を安全に守ってくれるものとして信じられているのです。

赤ちゃんが生まれた時、新しい車を買った時、家を建てた時、事業を始めた時等、新しいものや人が羨むようなものには悪魔がすぐに目を付け悪さをしてしまいます。そのため人々は悪魔がやって来る前にすぐにナザール ボンジュウを購入し、身に付けたり、飾ったりします。これにより悪魔やが来ても「凶眼の魔力」により悪魔を追い払うのです。

つまりナザールとは悪魔の目であり、良いものを見つけると悪魔の力で悪戯をするということです。このように悪魔によって悪戯されてしまうことをトルコ語では「Nazar degdi(ナザール デーディ).」と言います。従ってトルコ人達は何かを誉めたりした場合には悪戯されないおまじないとして必ず、「Mashallah(マーシャッラフ)」という言葉を付け加えたり、木製の何か(テーブル等)を叩きながら「Nazar Degmesin.(ナザール デーメシン)」と言います。

ナザール ボンジュウの起源は古く、現在見つかっている最古の文献は紀元前3世紀頃のシュメール人の時代のもので、シュメール王家の墓からはメノウ製の「目」が発見されました。

ナザール ボンジュウに似たお守りは今でもトルコだけでなく中央アジアやウイグル等トルコ人の起源であるトゥルク民族系の子孫の間でも存在しています。それ以外にも悪魔の眼にまつわる謂れは世界中に広がる迷信(信仰)のひとつです。17世紀の英国の文集の中の一節には、「妬みや悪意のある眼差しは巧妙に放たれる、それは確実に相手に影響し、精神を病ませる力を持つ。」と記されています。

トルコにおける伝説

「昔、ある海の近くに大きな大きな岩がありました。それは100人の男が力を合わせてもダイナマイトを爆発させても決して割れないほどの大きな岩でした。その海の近くには、凶眼の持ち主と言われていた男も住んでいました。村人達は岩を砕くために、どうにかこうにかその男を岩の見えるところに連れて行くとその男は岩を見たとたん、『わぁ、なんて大きな岩なんだ!!』と叫ぶと同時にその巨大な岩は音をたてて真っ二つに割れてしまいました。」

これは、『大きな岩』という羨望の眼差しが巨大な岩に届き、悪の力で、もはや『大きな岩』ではなくなるようにしてしまった、という話です。そのような悪の眼差しに打ち勝つためには、「眼には眼を、歯には歯を」風に凶眼の魔力、すなわちナザール ボンジュウで立ち向かうというわけです。


カテゴリー: 生活習慣 − 伝統習慣 − ナザール ボンジュゥ


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