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ラマザン(断食期間) RAMAZAN

    ラマザン(断食期間)とは、1年に1度30日間行われるイスラム教の習慣でこの期間は日中(日が昇ってから日が沈むまで)飲食をせず、共に空腹の苦しさを味わい連帯感を強めると同時に貧困者の立場を知り飲食物の大切さを再確認するというイスラム教徒の修行のひとつです。

一般に飲食をしないという言葉で表現されますが、正確には飲み物、食べ物だけでなくタバコを吸ったり意図的に唾を飲み込んだりすることも許されていません。また、信心深い信者達はこの1ヶ月間は性行為も行いません。このラマザンはイスラム教徒であることを誇りに思い、万人に対する思いやりや慈善という言葉を心に留め、哀れみの気持ちを持ち、悪徳行為や不正行為は行わないという態度を再度思い起こすための期間となります。断食するにあたり、日中の飲食は不可とされていますが日没後であってもこの30日間は飲酒しないという習慣も同時に存在します。断食とはトルコ語でオルチュ(oruc)と言い、断食の意味と同時に禁欲、禁酒の意味を持ちます。

トルコにおいては政教分離という国であるため、断食をするかしないかは個人の判断となっているため、実際にラマザン期間に断食をしないトルコ人も少なくありません。総体的に田舎の地方では断食する人達がほとんどですが、都市部では断食しない人々の数が年々増加してきています。また、子供や老人、授乳する女性、病人等は断食をしなくてもよいとされています。一般にトルコ人全体の3割は断食をしないといわれていますが、これは正確な数字ではありません。

このラマザンは1年1度行われるものですが、1年354日という太陰暦(ヒジュラ暦/イスラム暦)によって設定されるため、現在一般に使用している太陽暦とは異なり、毎年日程が10日ほど前倒しになります。(今年の日程は当サイト基本情報「休日」コンテンツでご確認ください。)

ラマザンになると各所で日の出と日の入りの時間表(ラマザン イムサーキイェシRamazan imsakiyesi)が配布されます。広大な土地を持つトルコでは都市によりそれぞれの時間帯が異なります。毎日テレビや新聞等でもその日の時間帯を国民に知らせてくれます。

  
日没になり断食時間が終わるイフタル(Iftar)になるとようやく食事をとることができます。長い時間空腹状態であるため、常に軽い食事から始めます。フルマ(Hurma)と呼ばれるナツメヤシを干した物やその他の干し果物、スープ、メゼと呼ばれる前菜の数々、ピデと呼ばれる大きな丸いパンを食し、その後ゆっくりとメインのメニューに移ります。そしてラマザン期間中のデザートの代表はギュルラッチです。

一般にラマザン期間中の食事は普段より豪華なメニューが取り揃えられます。お客さんを家に招待したり、外食したりします。各レストランやホテルなどではほとんどの場合イフタル ソフラス(断食明けの食事)として豪華なメニューを準備しています。   
フルマ  
夜明け前の食事はサフル(Sahur)と呼ばれ早朝に早起きし、これから始まる断食時間を乗り越えるための準備をします。通常の朝食よりも少し豪華なもので果物やサラダが追加されると同時にゆで卵やパイ、クッキー類のように満腹感を継続されるようなものが食されます。

日の出時間の約1時間から1時間前になるとサフルのための目覚まし役としてダブルジュ(Davulcu)と呼ばれる太鼓奏者達が大きな音で太鼓打ちトルコ民謡の一節を歌いながら街を練り歩きます。これは1812年から続く伝統的な風習ですが、最近では騒音として禁止する地区もいくつかあるようです。
   

30日間の長い断食期間が終わると3日間のお祭り(バイラム)が始まります。この断食明けの祝日をシェケル(砂糖)バイラム又はラマザンバイラムと呼び断食が明けたことを祝います。


下記コンテンツもぜひご一読ください。
*ひとりごと第9回「ラマザン期間が始まりました。」(2004年10月26日)
*ひとりごと第37回「ラマザンお買物合戦」(2005年10月2日)

ひとりごと第38回「ラマザン イフタル ソフラス合戦」(2005年10月3日)


カテゴリー: 生活習慣 − 伝統習慣 − ラマザン(断食)


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