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らくだ レスリング(Deve Guresi)

     らくだレスリングの起源ははっきりとわかってはいませんが、遊牧民時代にすでに存在していたと信じられています。遊牧民はらくだを所持しており、らくだ同士のレスリングに興味を持っていましたが、特にキャラバン(隊商)の所有者同士の間で競技のひとつとしてらくだレスリングが行われていたと言われています。

 以前はトルコ全域でらくだレスリングが盛んでしたが、今日ではエーゲ海沿岸地域を中心に行われています。最も有名なのは、セルチュクの町で1月の第3日曜日に行われるもので数年前まではエフェソスの古代劇場を舞台に25,000人の観客の前で競技が行われていました。

 らくだレスリングで闘うのはオスらくだのみです。競馬のサラブレッド同様、血統が重んじられ、子々孫々受け継がれながらレスリングのために特別な飼育がされています。農作業や飼い主の仕事のために飼われているものとは全く異なります。

冬の時期がらくだレスリングのシーズンとなります。その頃がらくだの繁殖期で、オスらくだは非常に繊細となり興奮しやすくなり、別のオスらくだを見ると敵意を燃やし闘志が湧き出るからなのです。らくだはもともと怒るとツバを吐いたり蹴ったり頭突きをしたりします。このらくだの本能に加え、レスリングのためにトレーニングされた技を使って対決するわけです。      

レスリング前日

 競技に出場するらくだ達は伝統に従って装飾されます。らくだの持ち主も角のある帽子、伝統的なスカーフやジャケット、特別なズボンとブーツを身に付けます。そして太鼓やズルナの音楽とともに通りを行進するのです。

夜には、ハル ゲジェシ(ハル=じゅうたん、ゲジェ=夜)と呼ばれる催しが開催されます。これはらくだの持ち主と新しい友人や古くからの知り合いが友情を深めるためのお祭り的なものです。食べて飲んで歌を歌い、踊りを踊り、オークションでじゅうたんや小さな敷物を売ります。そして翌日の競技を盛り上げていきます。

レスリング当日

 群集は朝早くからレスリング会場に集まります。会場のまわりには屋台が並び食べ物や飲み物、おみやげなどが販売されます。ここでも太鼓やズルナが演奏され、興奮した雰囲気をかもし出します。

 らくだには刺繍のほどこされた布に名前が書かれたペシュと呼ばれるものが鞍の後ろにかけられます。また、相手を傷つけないために口が縛られます。そしてジャズギルと呼ばれる人の登場です。ジャズギルは試合を進行させる大変重要な存在です。ジャズギルは対戦するらくだの名前を読み上げ観客に紹介し、試合中も実況中継しながら試合を盛り上げます。

らくだは1日に1試合だけ試合を行います。1試合は約10分程度のものです。このルールはらくだを必要以上に傷めたり殺してしまったりすることなく、常によい状態にたもつために必要なことなのです。

 競技の勝者は次 の4つの方法で決まります。

1) 相手のらくだを敗走させる。
2) 相手のらくだに叫び声をあげさせる。
3) 相手のらくだを転倒させる。
4) らくだの持ち主が限界を悟り、リングにロープを投げ入れ試合の終わりを告げる。

勝者は持ち主と共に観客に誇り高く挨拶し、会場を去っていきます。



カテゴリー: 伝統 − 伝統競技 − らくだレスリング



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