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ジリット(チャブガン)

ジリットまたはチャブガンと呼ばれる数百年もの間トルコ族によって行われる馬乗り競技があります。


試合内容


 2チームが対戦します。これら2チームは70−120mほどの長さの競技場に競技用によく訓練された馬に乗って6,8,又は12の列を作ります。

試合開始の合図と共に先攻チームの中の一番若い騎手が右手にジリットと呼ばれる長いまっすぐな棒を持って相手チームに向かって走り始めます。


      
      

 相手チームに向かって走り出した騎手は的の陣地の20m前後まで走りこみ相手チームの選手の名前を呼びその選手を競技に参加するよう促します。そして彼はその選手にジリットを投げると同時に馬をUターンさせ一層拍車をかけ、自分の陣地に向かって走り去ります。

相手からジリットを受け取った選手は逃げる相手を追いながらジリットを投げるのです。投げられた相手は馬上で身体を曲げたり馬の片側に釣り下がったりしてジリットが当たらないような技を見せます。


 最前列を成すほかの選手は戻ってくる選手を迎え入れ走り出します。そして2番目の列の選手がすぐに彼のもとの場所に入り込むという方式で試合は続くのです。いくつジリットがあたったかによってポイントが加えられ勝敗を決めることとなります。

 ジリットはもともとオーク材やなつめやしから作られた直径2−3cm長さ70−100cmで先端が丸く円筒形になった棒です。近年危険性を低減するためにポプラの木からできたジリットが一般的となっています。        ジリットと鞘

一見非常に荒っぽい競技のようですが、実は大変礼儀正しい競技なのです。危険であるゆえに故意に相手に怪我させるような行為や敵意を持った行動を取ることは許されず、スポーツマン精神をもった騎手のみが参加できるのです。このことからもジリットの選手が、強くたくましく信頼できるとトルコ国民から尊敬される理由が伺えます。

歴史

11世紀頃中央アジアからアナトリア(小アジア=トルコのアジア部分)に旅をしながら運んできたものです。トルコ族によって馬は神聖であり、生活に不可欠なものでした。彼らの生活の中では1日中馬とともに暮らし馬のミルクを主なる飲み物として飲みつづけていました。そんな中このジリットという競技が生まれてきたのです。
    オスマントルコ時代のジリット

トルコ族にとってジリットは儀式でもあり、スポーツ競技でもありました。その後16世紀になってトルコ族はオスマントルコ帝国時代の人々により戦争ゲームとなり始め、19世紀にはオスマン帝国の領土や王宮で最大のスポーツショーとして競技されることとなりました。スルタン マフムド2世は1826年ジリットを危険なスポーツとして禁止しましたほどです。

その後ジリットは復活し、現在もイランやアフガニスタン、トゥルクメニスタンやトルコ人の先祖達が住むアジアの国々でも存在しています。

トルコ国内においては以前のように国のいたるところで競技をされるということはなくなってしまいましたが、今もなお、結婚式や休日に若者達がジリットをします。

油相撲(オイルレスリング)同様勇敢な人達の競技として引き継がれています。

競技としては、ソウトやエルズルム近郊の町で行われています。又、コンヤにおいては1972年コンヤ旅行協会によりジリットフェスティバルが開催され注目を浴びました。エルズルムやコンヤでは、この華々しい伝統的スポーツの復活に努力しているのです。



カテゴリー: 伝統 − 伝統競技 − ジリット(チャプガン)


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