JP−TR / 日本−トルコ
  
トルコの観光・伝統文化の総合サイト




HOME


各地の天気

レート

話題のニュース


トルコ共和国

観光

生活習慣

生活

人生

伝統習慣

暦(記念日等)

グルメ


伝統

その他

管理人

ひとりごと
(日記/エッセー)

satomi_antalyaをフォローしましょう

プロフィール



トルコで義弟のクズ イステメ(結婚申し込み+婚約式)
〜ひとりごと第6回〜

義弟は現在28歳、中学校時代からずっと一筋にお付き合いしている同級生の女の子がいます。約15年もの恋愛期間を経て、このたび正式な儀式をもって女性の両親宅へ結婚を正式に申し込むためのご挨拶に行くという「クズ イステメ」が執り行われることとなりました。

コンテンツの「結婚」でも少し紹介しましたが、地方により、又は家族によりその儀式の形式は様々なものがあります。今回の義弟の場合はどちらかとうと簡素化し堅苦しくないものにしましょう、とのことで設定された「クズ イステメ」ですが、ちょうど日本の結納と婚約にあたるものです。それぞれの近い親戚等をまじえて顔合わせをし、引き続き婚約式(婚約指輪交換)も行うという事になりました。

招待された時間は20時30分。男性側としては私達家族の他に親戚夫婦2組を交えた10名です。持参するプレゼントはこのような儀式で定番とされる3点セットで、美しいお皿に盛られた上等なチョコレート、アレンジフラワー、そして貴金属として義弟が選んだのはちょっと高級な腕時計です。義弟以外は彼女の家族に会うのがはじめてなのですが、特に義父は非常に緊張しています。

     ついに彼女の家に到着です。ドアを開けると彼女の家族の他に親族の人達がズラリと玄関先に並んでいます。ひとりひとり順番に家に入り、そこで待ち受ける人達と軽く挨拶しながら中へ入っていきます。広いサロンに案内されると女性はこちら、男性はこちらへと2グループに分けて座ることになりました。(男女別れて座るというのは伝統的なものなのです。)自己紹介をしながら、世間話が続きます。なんだか回りくどいな、早く本題に入ればいいのに、、、と思いながらも、かれこれ30分ほどそらぞらしくも世間話が続けられました。女性のお母さんの「では、少し何かお召し上がりください。」という言葉と共にお皿に盛られたお食事がサービスされました。もうそのころ私は空腹に耐えられなかったため結構ガツガツと食べてしまいましたが、他の人たちは遠慮がちに食事をしながら世間話は続くのでした。

食事が一段落すると、いよいよ義父の出番です。なんだかさきほどから落ち着かないな、というのは周りの誰からもわかるのですが、いよいよ本題への突入ということでクズ イステメの決り文句であるコーランの一文を唱え、お嬢さんを息子の嫁にいただきたい!という言葉を伝えました。次に女性の父親がそれを受けて2言、3言(つまりこれからよろしくお願いします、のような言葉)を答え、結婚を前提とした2人の仲を正式に承諾することとなりました。一同は拍手を持って若い2人を祝います。その後、用意した婚約指輪の交換です。2人は立ち上がり、2つの婚約指輪に赤いリボンを結んだ状態で指につけます。そして男性側の代表者(この場合通常男性側の列席者の最年長者)がはさみでそのリボンを切り離します。これで晴れて婚約指輪の交換式が完了しました。その後デザートのケーキが振舞われ、歓談を続けます。ここで花嫁となる女性がトルココーヒーのサービスをすることが多いのですが、今回はチャイ(トルコ紅茶)で簡単に済ませることとなりました。

無事、クズ イステメと婚約式を終え、席を立ったのはもう23時を過ぎていました。こうして私達の長い長い1日は終わったのです。(その日の朝の泥棒事件もあり、本当に長い1日に感じてしまいました。)今後は、二人の結婚式の日取りを決め、その準備を進めていくという段取りがあるでしょう。トルコの迷信として2つのバイラムのあいだに結婚式をするのはよくないと考えられているため、早くとも来年になってからしか結婚式は行われないと思いますが、その日がくれば、必ずこの「ひとりごと」コーナーで紹介させていただきます。みなさんも義弟の新しい門出を楽しみにしておいてください。

(2004年9月6日)

チューリップ

ひとりごと(リスト)


HOME



©Copyright 2004 JP-TR