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話題の映画「Mustafa」を鑑賞   〜ひとりごと第190回〜

最近、毎日のようにテレビや新聞で話題になっているトルコ映画「Mustafa(ムスタファ)」。賛否両論、様々な討論が各番組やコラムで行われています。

この映画は、Mustafa Kemal(ムスタファ・ケマル)、つまりアタチュルクの一生を描いたドキュメンタリー。何故、幼少時代〜青年時代〜独立戦争〜共和国建国〜逝去の日までを綴ったこの映画が賛否両論となっているのでしょうか?トルコにとって最も偉大なる人物を描写するには映画の中での一句一語が注目されるため、どんな小さな事でもすぐに攻撃の対象になるのは言うまでもありません。

また、「類稀なる強いリーダーとして人々を導いたトルコ共和国建国の父」であるムスタファ・ケマル=アタチュルクが、時には悲しく、時には寂しく、そして涙することもある「1人の人間」として当然ながら弱い一面もあったという描写が成されているということ、また、国を作ることができても家庭を作ることができなかったという事実が彼の人生に大きく影響したということがクローズアップされたのも理由のひとつとなっているのだと思います。

私が観た感想では、それらの人間の弱い一面がありながらも、崩壊して他国に占領される国土を奪回し、トルコ民族の国を作り上げ、近代国家建国のために費やした精力と努力は想像を絶するもの。あらためて彼の偉大さを感じるものとなりました。

独立戦争では各地で戦いがあったのですが、その中でもイズミール陥落にいたるまでの経緯や作戦が短いながらもわかりやすく描写されていて、頭脳明晰なるアタチュルクが際立ったものとなっていたように感じました。

トルコの共和国建国は日本の明治維新と少し似たところがあります。将軍が納めていた時代から文明開化となり洋風文化が取り入れられ、人々はチョンマゲ姿から洋服に変わった日本。しかしトルコに関しては、明治維新の時よりももっと凄まじい状況の中、つまり外国人支配からの独立、そして西の文化を取り入れて根本的な改革を成し遂げて近代国家を作り上げたのがアタチュルク1人が先導して行った政策なのですから、その気力や労力は想像を絶するものだったことは言うに足りません。

この映画を鑑賞するきっかけは、娘が観たい!と催促したからなのですが、彼女の学校では4〜5年生は学校の引率で映画鑑賞したそうです。クラスメイトも先週何人か鑑賞したということで、彼女も「絶対観たい!」と主張。

実際、日曜日の朝1番の上演でありながら、ほぼ満席状態、しかもその半分以上が子供連れでした。映画はアタチュルクの最期の場面で終わるのですが、映画館を出る時に涙を流す人を数人見かけました。

今日は11月10日、アタチュルクさんの70周忌となります。テレビでは朝9:05分の式典でドルマバフチェ宮殿の軍人が微動だにせずして涙が頬を流れる姿が映されていました。

現在、トルコ国内ではそれぞれの政策の主張によりアタチュルクの共和国への思いと反する動きにより国が二分していると言っても過言ではありません。それぞれが原点に戻って考える時がきているようです。

映画「Mustafa」公式サイトはこちら

(2008年11月10日)

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