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恒例のファズル・サイのコンサートへ   〜ひとりごと第229回〜

芸術の秋、毎年恒例のアンタルヤ・ピアノ・フェスティバルが今年も始まりました。このピアノ・フェスティバルはトルコだけでなく世界中にその名を知られるファズル・サイ(Fazil Say)(日本ではファジル・サイとして知られているようですがトルコ式に言うとファズルが正しい)が主催する、世界のピアニストを招いてのフェスティバル。今回は11回目となりました。

今年は12のプログラムがあり、どの回も30リラ(1700円弱)。なんと今年は日本から山下洋輔さんがジャズコンサートとして参加です!日本でこんな金額で山下さんを間近に聴く機会なんてなさそうなのでぜひ行きたいんだけど、現在のところ一緒に行く相手が見つからず、1人で行くのもなんとなく気が引けるので思案中。平日の夜なので娘を連れて行けないし(翌日起きられないので、、)、お友達も今のところみんな都合がつかず、、、。とりあえず2週間後のピアノ・フラメンコセッションは週末なのでチケット購入しちゃいました。

さて、このフェスティバルのオープニングコンサートを飾るのは、もちろんファズル・サイ。このコンサートに3年ぶりに行って来ました。とは言え、オープニングコンサートはいつも主催者としての遠慮か、基本的に彼の演奏は 半分であとは招待している人とのセッションという形で繰り広げられます。

20時30分開演。会場となるアタチュルク文化センター(AKM)はアンタルヤで1番大きなホールですが、まさに満員御礼、通路にパイプ椅子を置いてそこにもお客さんを座らせるくらいの大盛況。

今回のオープニングコンサートに招待されたのは、2名。

Howard Griffiths(公式サイトはこちら

英国人指揮者。1996年から10年間スイスのチューリッヒ室内オーケストラの指揮者を経て、ドイツのブランデンブルグ州立オーケストラの指揮者となった人物。その間欧州や米国を中心に招待指揮者として各地で演奏。奥様はなんとトルコ人バイオリニストで現在チューリッヒ室内オーケストラで演奏中。息子さんも指揮者となり、まさに音楽一家です。


Patricia Kopatchinskaja(公式サイトはこちら

モルドバ人バイオリニスト。今年はオーストリア室内管弦楽団のソリストとして活躍。現在オーストリアを中心に活躍するかたわら、世界各地のオーケストラと共演。NHKシンフォニーオーケストラと共に東京のサントリーホールで演奏したこともあるようです。



まず開演されるとHoward Griffiths指揮者の登場。突然トルコ語で話し出すので会場全員ビックリです。しかも結構上手で茶目っ気たっぷり。あとでトルコ人の奥様がいらっしゃると知って納得したもののトルコに住んでいるわけでもないのに凄いかも。なんとなく気さくなお人柄で会場も緊張感が緩み、いよいよ演奏です。

曲目はまずモーツアルトの5大オペラのひとつ「後宮からの誘拐(または逃走)」。このオペラの舞台はトルコです。Griffiths氏の指揮で国立アンタルヤシンフォニーオーケストラが演奏です。

次は、ファズル・サイ作曲の「ハーレムで千夜一夜」。Kopatchinskajaさんも参加。バイオリン・コンツェルトとして作曲されたこの曲は4つのパートに分かれていてトルコっぽいメロディが随所に挿入されています。彼女の演奏技術は素晴らしい!古典的な演奏方法ではなく独特な雰囲気で、たまに四股を踏むような感じもあったりして斬新なバイオリニストという印象。娘いわく、「凄く上手だけどなんかおもしろい。」子供の率直な意見かもしれませんね。

ここで一旦休憩が入り、2幕目でいよいよサイ氏の登場です。

曲目は、やはりサイ氏作曲の「Nirvanaが燃えている」。Nirvana(ニルヴァーナ)とは心の中のパラダイスのようなもの。これが燃えちゃうんですから、静と動を交えた曲風がまさにサイ氏特有の世界。芸術的演奏でした。

そして最後の曲は、サイ氏とKopatchinskajaさんの共演による演奏。こちらもサイ氏作曲の「ピアノとバイオリンのためのソナタ」。以前にも共演したことがあるらしく、息もぴったり。2人とも斬新な音楽家ながらも、それぞれの個性がうまく溶け合い絶妙な演奏。

約2時間のコンサートは大喝采の中、終わることとなりました。アンタルヤ・ピアノ・フェスティバルの公式サイトはこちら。 次回のコンサート報告もお楽しみに!

(2010年11月30日)

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