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帝王切開率世界一、減少へ向け始動   〜ひとりごと第235回〜

42.5%、これがトルコにおける帝王切開率。

確かに私の周りにいるトルコ人の多くが帝王切開で出産。しかも妊娠して自ら帝王切開を望み、出産したケースがほとんどです。つまり、私の知る限り、自然分娩で出産できるにもかかわらず、最初から帝王切開で出産をする事を希望しているということなのです。

もちろん前述の数字は、母子の危険性によりやむなく帝王切開をした場合も含まれるのですが、現実としては、帝王切開希望者が他国に比べて信じられない程多いのです。

私は自然分娩で出産しましたが、妊娠初期からいろんな人に帝王切開を勧められました。一部の医師達が最初から帝王切開を勧めているのも事実です。自然分娩を希望する妊婦も、最後の時点でうまく帝王切開に誘導するという噂も聞いていました。(私自身は結局トルコでは出産しなかったのですが、、。)

帝王切開を推奨する理由として聞かされたのは、自然分娩では母体破損の危険性が高い、出産後の尿失禁や性交渉への影響、又、赤ちゃんが呼吸困難に陥る可能性が高い、赤ちゃんの頭の形が悪くなる等々。

ただしここで特筆すべきは、トルコでも自然分娩によって出産している方は約半数いらっしゃいます。全ての医師や病院が帝王切開を奨励しているわけではないということは強調しなくてはならいでしょう。また、私は専門家ではないので自然分娩と帝王切開のどちらが良いということはわかりません。

注目すべき数字は、2009年の帝王切開率の中で、公立病院は39.34%、私立病院は61.84%。

また、イスタンブール医師会によると、帝王切開が急増し始めたのは、医師へのポイントシステム導入後とのこと。これは医師の業務内容(手術や勤務内容等)による手当てとして賃金に加算されるもの。このポイントシステムが原因なのか、偶然に時期が一致したのか、どうなんでしょうね。

トルコ健康省は3月から帝王切開率減少へ向けてのキャンペーンを始めると発表。2013年までに35%までに抑える事を目標に掲げました。現在検討されているキャンペーン内容としては、帝王切開ではなく自然分娩を選択させた医師や助産師に2倍の金額を支払うこと、助産師の責任や社会保障を充実されることなどがあげられています。

ただ、いろいろな方策が組まれる中で、 帝王切開を減少させていくためにポイントシステムで調整するのではなく、根本的に妊婦が出産に対する正しい情報や知識を持って医師や助産師と相談しやすい環境で、安全かつ健康的な出産ができる現場を作り上げていくべきだと考えます。

さて、この目標値に到達するために今後どのようなことが展開されていくのでしょうか?

(Hurriyet紙から一部抜粋)

(2011年3月2日)

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